福島三万桜並木

霧島市国分の国分西小学校東側から福島鎮守神社前に続く道 約450 mの両側には、およそ200本のソメイヨシノが植えられており、「福島三万桜並木 (ふくしまさんまんざくらなみき) 」と呼ばれています。例年3月下旬から4月上旬頃、桜の花が咲きます。

現地の石碑には「三萬櫻」とあり、他に「三万桜」「福島三万桜」などと書いてあることもあります。

※ トップの画像 : 国分西小学校側の通り

基本情報

開花時期

例年3月下旬から4月上旬頃

※ 年によって前後します。

過去の開花時期

2018年	3月29日 : 満開 [1]
2017年	4月16日 : 花はある程度散って、緑の葉が出てきており、見頃は過ぎていました。

由来

霧島市立国分西小学校のお知らせには次のようにあります。

戦争に負けて間もない頃、家も焼かれ心も荒れすさんでいた福島の人々に桜の花で心をいやし生きる力を与えようと、東堂園三四郎さんと西中薗万吉さんという二人の方が桜の苗木を福島に寄付されました。福島地区民は、その苗木を奉仕作業で道路の両端に植えました。

国分西小学校. “さくらっ子だより 3月号 (国分西小)”. 2022年3月. http://www.mct.ne.jp/users/kokubunishi/pdf/dayori/3.pdf, (2022年8月26日アクセス)

現地の櫻植記念碑には、「櫻苗木220本を西中園萬吉 東堂園三四郎 両氏より寄贈を受け 昭和28年2月10日部落民の奉仕に依て植付す [2]」「両氏の名に基き三萬櫻と名付く [2]」とあります (※ 昭和28年は、1953年)。

駐車場

専用の駐車場はありませんが、福島鎮守神社前の通りには墓地があり、地域の方は、墓参りの際、道の端に駐車しています。

少し離れていますが、国分西小学校東側の道路をはさんだ向かい側に、西地区コミュニティ広場 (公園) があり、駐車場があります。

国分西小学校東側の通りは、車両進入禁止となっており、駐車はできません。

※ 以下の地図の地点 : 鎮守神社の前辺り

コメント

第二次世界大戦が終わって少し経った頃に植えられたこともあって、桜の木は、老化してきています。植樹もされていますが、まだ、育っている途中です (2022年)。

参考文献

• [1] 霧島市観光協会. “桜が満開です🌸”. 2018年3月29日. https://kirishimakankou.com/news/2018/03/桜が満開です🌸.html, (2022年8月26日アクセス)
• [2] 福島部落設置 現地の石碑「櫻植記念碑」