えびの高原 つつじヶ丘

(JST) 更新 / (JST) 公開

つつじヶ丘 (つつじかおか) は、えびの高原にあるミヤマキリシマの群生地です。6 ha の地に約3万株のツツジが自生しています [1]。例年5月下旬から6月上旬頃にツツジの花が咲きます。

韓国岳登山口、えびの高原駐車場のすぐ近くにあり、気軽に歩いて行けるミヤマキリシマの群生地です。

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基本情報

名称つつじかおか
つつじヶ丘
住所宮崎県えびの市末永
営業時間なし
休日なし
駐車場有り (えびの高原駐車場 (有料))
利用料金なし
つつじヶ丘 遊歩道
つつじヶ丘の中に遊歩道が作られています。
つつじヶ丘 ススキ
ススキに覆われている所もあります。

見所

ミヤマキリシマとその向こうに韓国岳を見ることができます。遊歩道が整備されているので、歩きながら景色を楽しむことができます。

ツツジの花が一番の魅力ではありますが、ツツジの花が咲いていない時期も、開けた所から韓国岳を眺めることができ、秋には、枯れたススキの景色を楽しむこともできます。

開花時期

ミヤマキリシマの開花時期は、例年5月下旬から6月上旬頃です。

過去の開花状況

2021年5月26日 : 咲き始め。2~3分咲きとも言い難い [4]。
6月8日 : ほぼ満開。花の数は多くなく、ススキが目立っていました。
2018年5月30日 : 満開 [3]。
2015年5月28日 : 満開、見頃 [2]。

歴史

昭和三十年代初期、ミヤマキリシマが一面に生息する場所を発見したのは、宮崎交通創立者の故岩切章太郎氏でした。当時、氏はミヤマキリシマの生育を助けるためススキを刈り取ることにより、現在のつつじヶ丘をつくり上げました。

環境省設置 現地の案内板「つつじヶ丘」より

※ 昭和30年代は、1955~1965年頃

一般財団法人 自然公園財団のウェブサイトの2018年の記事には、「ここ数年ススキに覆われてしまい開花への影響が出ています。」とあります [5]。

環境省のウェブサイトの2018年の記事には、「昨年秋、十数年ぶりにボランティアさんによるススキ刈りが行われ、そのかいがあり、遊歩道沿いのミヤマキリシマの株が素敵な花を元気よく咲かせました。」「このススキの刈り込みは草刈り機が使えず手作業で行う必要があり、時間が掛かります。」とあります [3]。また、「今年は例年にない鮮やかな色の花が咲きました!」ともあります [3]。

自然の条件や人の手入れの状況によって、つつじヶ丘の様子も違っています。きれいな花を見ることができる年(とし)もあれば、花が少なく、ススキが目立つ場合もあります。

駐車場

えびの高原駐車場

近くにえびの高原駐車場があります。広い有料駐車場です。韓国岳登山やえびの高原 池めぐりの際に利用される駐車場です。

地図

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コメント

2021年、筆者が見に行ったときは、ほぼ満開でしたが、花が少なく感じました。また、ススキも伸びており、ツツジが埋もれている感じを受けました。過去の状況を写真で見ると、ツツジの花の様子は、年(とし)によって結構違いがあるようです。

近くの観光スポット

参考文献

  • [1] えびの市観光公式サイト. “えびの高原エリア”. https://ebino-konkou.com/taxo_areaguide/ebino-plateau, (2022年5月8日アクセス)
  • [2] 公益社団法人 霧島市観光協会. “えびの高原ツツジヶ丘、いまが見頃です!”. 2015年5月28日. https://kirishimakankou.com/news/2015/05/post-918.html, (2022年5月8日アクセス)
  • [3] 環境省. “アクティブ・レンジャー日記[九州地区] えびの高原つつじヶ丘のミヤマキリシマが満開です 【霧島地区】”. 2018年5月30日. https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12203118/kyushu.env.go.jp/blog/2018/05/post-465.html, (2022年5月8日アクセス)
  • [4] 公益社団法人 霧島市観光協会. “ミヤマキリシマ開花状況 (えびの高原) ①”. 2021年5月26日. https://kirishimakankou.com/news/2021/05/ミヤマキリシマ開花状況(えびの高原)①.html, (2022年5月8日アクセス)
  • [5] 一般社団法人 自然公園財団. “つつじヶ丘のススキ刈りをしました”. 2018年10月4日. https://www.bes.or.jp/blog/4216/, (2022年5月8日アクセス)