霧島神宮 古宮址

(JST) 更新 / (JST) 公開

古宮址 (こぐうし) は、高千穂河原にある霧島神宮の跡地です。かつて、霧島神宮は、高千穂河原にありましたが、噴火で焼け、現在、霧島神宮がある地に移されました。その跡地が古宮址と呼ばれ、現在は、天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりんひもろぎさいじょう)があり、霧島神宮による祭事が行われます。

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基本情報

名称こぐうし
古宮址
住所鹿児島県霧島市霧島田口
営業時間常時
休日なし
駐車場有り (高千穂河原駐車場=有料)
利用料金なし
古宮址 天孫降臨神籬斎場
天孫降臨神籬斎場
古宮址から見た中岳
古宮址から見た中岳
古宮址 鳥居
高千穂河原駐車場の鳥居

歴史

霧島神宮は、もともと、高千穂峰と御鉢(おはち)の間、脊門丘(せとお)と呼ばれる所にあったとされています [1]。しかし、788年の御鉢の噴火で焼失しました [2]。この地には、現在、霧島神宮元宮として、鳥居と石碑が建てられています。

その後、950年に、天台宗の僧、性空上人(しょうくうしょうにん)が高千穂河原に再興しました [1]。しかし、1234年の大噴火により、社殿、僧坊寺が焼失しました [1]。この地が現在の古宮址です。

その後、現在の霧島中学校付近に仮の宮が置かれ [2]、1484年、真言宗の僧、兼慶上人(けんけいしょうにん)が藩主 島津忠昌公の命を受けて、現在、霧島神宮がある地に社殿などを再興しました [1]。しかし、別当寺 華林寺からの失火により全焼し、1715年、第21代藩主 島津吉貴公の寄進により再建されたのが現在の霧島神宮の社殿です [1]。

古宮址で行われる祭事

  • 毎月10日 10:00~ : 古宮址月次祭 (こぐうしつきなみさい)
  • 毎年11月10日 17:00~ : 天孫降臨御神火祭 (てんそんこうりんごしんかさい)

霧島神宮公式サイトの最新のイベント情報ページ ⇒ https://kirishimajingu.or.jp/events/

駐車場

高千穂河原駐車場が利用できます。有料です。

天孫降臨神籬斎場は、高千穂河原駐車場の鳥居を行った先の高千穂峰側にあります。

近くの観光スポット

参考文献

  • [1] 霧島神宮. “御由緒”. https://kirishimajingu.or.jp/history/, (2022年5月29日アクセス)
  • [2] 霧島市・鹿児島県設置 現地の案内板「霧島ジオパーク 御鉢火山と霧島神宮が私たちに伝えるもの」